尼崎市総合文化センター美術ホール『生誕100年　白髪一雄展』年代順かつ地元尼崎推しの展示。足で描く以前の作品から展示が始まっており興味深かった。53年、54年頃から白髪っぽさが出てくる。ただ次が木造立体作品を除くといきなりアクション・ペインティング（60年）作品なのでその間を観てみたかった。作品としては特に「猪狩　壱」が強烈。「東方浄瑠璃世界」は展示の中では異色に感じる。あと「風魔」「蛭子」「摩訶止観」（書）「烏枢沙摩明王」（墨画）「うすさま」「密呪」等が好みだったな。若い頃の白髪さんはTHE商家の若旦で、奥さんは関西の強気な美人という感じでお似合いだった。