自らの知識に乗り越えがたい限界があると認めることは、社会について学ぶものに謙虚さの教訓を与え、それが当人を守る盾となって、ある種の人間たちの共犯者になることを防いでくれるはずです。宿命のように社会を支配しようと努めるそうした人間たちー彼らは自ら暴君となって振る舞うだけではありません。誰かの頭脳が設計したのではなく、ただ何百万という個人が自由に努力することで成長してきた文明の破壊者となるかもしれないのです。 The pretence of knowledge, F.A.Hayek