今日の考証ブラザーズでは、私はカンボジアとミャンマーを巡るオンラインカジノと殺猪盤詐欺、そして詐欺団地とサイバースレイブについてしゃべりました。東南アジア情勢をめぐる、巨大化する詐欺産業の流れ。 ゲストの菊池誠さんをゲストに、『フリーの物理学者の生活と生物物理学』、堺さんは『アメリカテレビドラマ2024年秋の陣』。 見事なまでにバラバラのお題です(笑
古本屋さんの演劇関連の棚に、封筒に入った何かの束が売られていた。もしかして!と思って購入したら、中身はイタリアのオペラなどの道具帖の写真が70枚ほど入っていました。道具帖というのは舞台を正面から見た完成図のこと。道具帖を元にした実際の舞台の写真もある。これは良い買い物。
大正時代の婦人雑誌「婦人界」に載っていたクリスマス祭の写真。「聖誕の夜」の芝居と令嬢の合唱。ただ、これは神田元柳原町の原胤昭宅での写真。原胤昭は南町奉行与力だったが、明治にキリスト教に入信し、受刑者出獄者の保護活動などで有名な人物。山田風太郎の小説「明治十手架」にも登場している。というか、与力や奉行所に関して多くの記録を残していて、捕物小説の元ネタの人物とも言える。また、日本で最初のサンタクロースの登場したクリスマス祭に出ているとも言われているので、この原邸宅でのクリスマスの写真はちょっと興味深い。
過去の鉄道を描く場合、車内を撮影した写真が少ないのがキツい!特に列車便所の写真なんかは撮影していることがあんまりなくて困る。アニメ「ジョーカー・ゲーム」で満鉄の特急「あじあ号」のトイレの詳細がわからなくて困ったことがある。なので、いろんな時代の個人で鉄道旅行された方の古いアルバムなどを購入して、少しずつ資料を集めているが、今回は1991年にシベリアのパム鉄道を旅した方のものを購入。それが大当たり!トイレを撮影している写真があった!うれしい!列車のトイレで喜びを感じる仕事です。
大谷や今永の活躍で最近はメジャーリーグの話題をよく目にするけど、シカゴでホワイトソックス対エンジェルスの試合を見たことがある。たしかリリーフで長谷川滋利投手が投げていたので2000年くらいかな。正直試合内容は覚えていないけど、バケツみたいなコーラとでかいホットドッグ、そして7回の裏に観客全員で「Take Me Out To The Ball Game」を歌うのが印象的でしたねぇ。
で、北川がメキシコのトーテムポールで見て、作品内にたびたび描いたバッタの絵が良い。バッタは小さく力も弱いが、集まれば脅威となるという意味が込められているとか。メキシコ革命直後のメキシコで影響を受けた北川らしい。
日本の画家では珍しい、革命期のメキシコで学び、メキシコを愛した北川民次の作品展「北川民次 メキシコから日本へ」展を世田谷美術まで見に行ってきました。メキシコ壁画運動にも強い影響を受け、政治的で荒々しく一貫して民衆を見据えた画風は、日本画壇では不遇だったが、私はすごく好き。ビバ・メヒコ!
ナチスのノルウェー傀儡政権の首班であったヴィドクン・クヴィスリングの死刑前日を描く映画「Quislings siste dager」。主演のガーリ・B・アイツヴォルトは、この役を演じるために役者になったのではないかと思うくらいにクヴィスリングに見えるなぁ。 QUISLING: THE FINAL DAYS Trailer | TIFF 2024 youtu.be/FZ3-dJYGCNw?... @YouTubeより
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