光栄です、ありがとうございます😌 そう言って頂けて嬉しいです。
第十七回お守り刀展覧会にて外装の部二席特賞と展示の機会を頂きました。 三河武士の館家康館7/13〜9/23 備前長船刀剣博物館10/1〜11/17 ご高覧頂けますと幸いです。 刀身 満足刀匠 研ぎ 秋田研師 鞘 橋本鞘師 目貫 宗風氏 鞘塗り・蒔絵 艶々 ご一緒くださった皆様、展示運営に携わってくださる皆様に深く御礼申し上げます。 #日本刀#拵#蒔絵
お守り刀 黒漆塗鍔櫛相思図高蒔絵鞘出鮫合口拵 互いを強く思い合っているが故に鍔で睨みをきかせていた龍が櫛に入り込み、櫛を彩っていた花が鍔に咲き乱れる様を様々な技法を用い表現しました。鍔には龍の尾が、櫛には丸菊の名残がございます。 刀装具の鍔、装身具の櫛。 現代では女性も男性も皆様心のため戦うでしょうし身を飾るでしょう。 個人の役割や在り方の変化があってなお大切にされ受け継がれていくお守り刀であって欲しいと祈りを込め、雄々しさと華やかさが入り混じる図案としました。 #日本刀#蒔絵
この図の中で龍と鯉は別人と考えています。 今から登ってくる後輩を見つめているのか、今まで自身がいた所を眺め「こんな高いとこまで来たんだ…」と驚いているのか……どうお見えでしょうか。 なりたてホヤホヤの龍は少し可愛らしく仕上がりました。 この後大空を泳いでいくのでしょう。
登龍門をお題に鞘の塗りと蒔絵を致しました。 滝を登らんとする鯉をより立体的に。 そして雲間の龍が雲を突き抜けせり出すよう、栗形を龍の身体に見立て仕上げました。 図案指定を頂いた訳ではないので、お題に添いつつも図案と技法でどう個性を出せるか考える事も楽しいお仕事でした。
刀子お持ち歩きのためのケースです。 全体的にダメージを受けにくい仕上げとし、内側は刀子を傷つける事がないよう和紙を貼り摺りあげました。 加飾として、てっぺんに100%漆で成形した超高蒔絵の将棋の駒(本体と一体)、扇形に抜いた呂色面に藤の花の蒔絵をいたしました。 験担ぎを重んじる方と思い馬は左馬に、「見通しが良いように」と自身の結界を示す扇子の向こうに藤の景色を配置いたしました。 このお品物ではお客様からのご要望はございませんでしたので、お客様の情報を頂きよりお客様と刀子をひきたて幸願うものとなるようお作りいたしました。 一点物の強みですね。
緒締め 般若面高蒔絵 憑き物が落ちる 面を顔に留めておくための紐が切れてしまった、般若面。舞台の上ではあってはならない出来事ですね。 ただ、日常生活の中でも様々な立場や役割を持っている我々はその場に応じた面をつけているように思います。 それが、自分からつけたものではなくいつの間にか「憑いた」ものであったら? 突然落ちてしまったら? その後に残るものは真の自分なのか、それとも無なのか? そんな問いかけを胸に作った一点です。
日本刀 短刀 黒呂色塗久寿玉高蒔絵鞘合口拵 糸や紐を縁と見立て厄をよけ心身の息災を願う久寿玉図としました。 目釘には糸玉の蒔絵を縁の大元として、柄頭には天地結びの高蒔絵を結ばれた縁として、それぞれ配置しました。 刀身 満足浩次さん 鞘師 佐藤ひなのさん 漆塗り・蒔絵 艶々