過去の再審無罪事件とは異なり、今回の事件は自白を除いても、有罪方向の証拠がたくさんある。一度は最高裁まで死刑が維持された事件で、確定判決の重みもある。明確な根拠がないまま、捏造と指摘された以上、上級審の判断を仰ぐべきではないか。 判決を覆すことが現実的に厳しいことも事実であり、難しい判断にはなるが、控訴をする可能性は十分考えられる。
■難しい判断、控訴の可能性 元最高検次長検事の伊藤鉄男弁護士の話 判決が指摘したように、捜査機関が三つの証拠を捏造したとすれば、大がかりな行為が必要になる。にもかかわらず、目撃者はいない。捏造をしたという具体的な裏付けが示されているとは言えず、非常に不満が残る判決だ。検察も、こうした指摘を受けるとは予測していなかったのではないか。
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自由の扉が開かれた――。「死刑」の恐怖にさらされ続けた袴田巌(いわお)さん(88)が、再審無罪を勝ち取った。事件発生から58年。無実を信じ、ともに闘ってきたのは三つ年上の姉・秀子さん(91)と弁護団…
佐藤舞准教授(犯罪学)は15年、世論調査とサンプル数や設問、選択肢をそろえたうえで、別の設問を加える調査を実施した。 その結果、制度を「やむを得ない」と答えた人の割合は世論調査とほぼ同じ83%となった一方、うち71%は「政府が廃止を決めれば受け入れる」と答えた。
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1980年に死刑が確定した袴田巌さん(88)は、いつ執行されてもおかしくない境遇に置かれていた。法務省は2007年に執行対象者の名前や執行場所、犯罪事実の公表を始めたが、多くの確定死刑囚の中から対象…
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三つの捏造(ねつぞう)がある――。事件発生から58年を経て袴田巌さん(88)を無罪とした26日の静岡地裁再審判決は、捜査機関による証拠捏造を認め、再審開始決定の判断よりもはるかに強く踏み込んだ。検察…
この判決が意味するところはいろいろあるんだけれど「真犯人は逃げおおせた」ということでもあるんだよ(・ω・) 静岡県警は猛省しろよ。紅林の日とか作ってもいいくらいだぞ