私は左翼ではありませんが、いわゆるブルジョワが国家権力を独占し、労働者が力を付ける事を妨害している様に思います。この社会矛盾に気付いた労働者側が、異議を申し立てると、権力者側は、自己責任論を持ち出して、豊かになれないのは自分の責任であると言って、民衆の不満を逸らそうとする訳です。

国民の集合体である国家の安寧を求めるのならば、先ずは国民の安寧を求めるべきです。右派は常に国民の安寧を追い求め、誰も置き去りにされない社会の構築に全精力を注ぐべきです。国民が豊かになれば、社会も豊かになり、やがては国家そのものも豊かになります。国民の豊かさは国家の豊かさなのです。

つまり、右派の使命とは、国家全体、社会全体、民族全体 といった様に、全体の利益を第一に考えなくてはなりません。弱者を切り捨てる右派は、右派ではありません。市場原理主義と自己責任論を振りかざさす者は偽右派であり、彼らは特権階級の手先であるネオコンの走狗です。ネオコンは共産主義です。

人々が困窮するのは明らかに国家と社会の政策のミスの賜物です。右派はこの政策のミスを軌道修正して、全ての民族同胞を幸福へ導く責務があります。右派の目的とは同胞全体の幸福の追求であり、安易な自己責任論を押し付けて弱者を置き去りにする者は右派ではありません。右派は全体を優先すべきです。

政府の役目とは、国民の救済であると思います。ですから何でもかんでも自助を要求するような政府は、そもそも存在意義が無いと思います。国民を助けもしないくせに税金だけはちゃっかり取るのは虫が良すぎます。そんな政府なら要りません。国民に自助や自己責任を押し付けるのならば無政府の方がマシ。

私達は困窮した人々を救済する為に納税しています。ですから生活に困った時は、遠慮なく行政の保護を受けて欲しいと私は思っています。よく「生活保護受給者」を叩く人がいますが叩くのは、ぜひ止めて頂きたいです。困った時はお互い様です。我々だっていつそうなるか分かりません。明日は我が身です。

自民党が勝ち続ける理由として、何も考えない頭空っぽのB層が無意識に自民党に票を投じているから、というのが定説になりつつありますが、自民党は不正と腐敗の総合百貨店ですから、選挙そのものに不正がある事も充分に考えられます。我々有権者は開票の様子を全てチェック出来る訳ではないですから。

連日のように自民党総裁選の報道をテレビは垂れ流していますね。誰がトップになるか分かりませんが、決まったら、解散総選挙すべきですね。自民党がどのくらい支持されているのか？或いは、されていないのか？それでハッキリ分かるのではないでしょうか？ただし、何となく惰性で投票するB層もいます。

人は不幸を感じると他者が幸せそうに見えて、そこから妬みが生じるのだと思います。やがて足の引っ張り合いになり、社会が停滞します。この状況を打破するには、広く公平で極力格差の無い世の中を築くのが最良の選択肢だと私は考えます。ありきたりな事ではありますが、国家は”家”　国民は”家族”です。

国家がある一つの共同体であり、国民の”家”だとするならば、我々はある種の家族な訳です。しかし、今日の日本国民の不幸は、ある種の家族関係であるにも関わらず意見の相違やイデオロギーの対立で”家庭崩壊”してしまっている事にあるのではないでしょうか？我々は為政者により見事に分断されています。