saebou氏が「昔はよかった」の人であるというのは誤読ではないでしょうか。かの反論に書かれているのはまさに映画史の通説なのであって、そこに筆者の価値判断が含まれているようには見えないです。ニューシネマ期で女性の立場がむしろ悪くなったというのもこれまでの諸研究から導き出された帰結であってヘイズ・コード時代はよかったという話はしていないのではないでしょうか。saebou氏はフェミニズム批評家を自認しており、フェミニズム批評にとってヘイズ・コードが評価できないものであるのは自明でしょう。（ただしsaebou氏はプレコード期の映画は好きだと述べていたのでその意味では「昔はよかった」の人なのかも）

カール・シュミットはメンタルが体調に出るタイプらしく、ヒトラー政権誕生時に熱を出して寝込んでいたのは有名だが、（夫の母国であるスペインに移住する）一人娘の結婚式当日にも高熱を出して挨拶すらできない状態だったらしい。

「私はシャルリ」と言いながらイスラームの宗教的不寛容をバカにしなかった人だけがオリンピック開会式のキリスト教モチーフに石を投げなさい。

note.com/hokusyu/n/n5...

「イメージ」選挙とメディアの怠慢｜藤崎剛人

7月7日に行われた東京都知事選挙は、「イメージ」の選挙だったと言ってよい。 現職の小池百合子が都政をつつがなく運営できているという「イメージ」。 石丸伸二の改革者としての「イメージ」。 蓮舫の「左翼」または「怖い」という「イメージ」。 なぜ現職が圧勝したのか、なぜ石丸氏が得票率で２位になり、蓮舫氏が３位になったのか。メディアの分析や有権者に対する取材では、数々の「イメージ」が並んでいる。 特に現...

流石に各陣営の有力者が蓮舫氏の「二重国籍」を問題にすることはないと思いますが、地方議員レベルでは未だに国籍問題に言及し差別を行っている論者が散見されるので書きました。各陣営、どんなにヒートアップしたとしても、差別だけはあってはなりません。 www.newsweekjapan.jp/fujisaki/202...

都知事選の「政治活動」に関するまとめをつくりました。 togetter.com/li/2386575

急に「事前運動」を厳格化しだした蓮舫パニックおじさんたち

蓮舫氏が東京都知事選挙立候補表明してから初めて公職選挙法を読んだ、これまで一度も日本の選挙を体験したことがない人に、日本の政治慣習を教えてあげるまとめです。尾張おっぺけぺー氏は様々な政治家の「政治..

Web商業媒体で書いた映画記事を一覧としてまとめてみました。 note.com/hokusyu/n/n6...

映画記事一覧｜藤崎剛人

web媒体の仕事で執筆した映画評を一覧にしました。 読んでいただければ幸いです。 2024年 『オッペンハイマー』：被爆者イメージと向き合えなかった「加害者」 https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2024/04/post-66.php 2023年 「男たちが立ち上がる『ゴジラ-1.0』のご都合主義」 https://www.newsweekjapan.j...

『虎に翼』もそうだが日本では依然としてマイノリティの物語はブルーオーシャンなので、それに真面目に取り組んだらヒットするに決まってるんですよ。アメリカではそろそろレッドオーシャンになってきた印象があり、こんなマイノリティにスポットを当ててみました！「だけ」では評価はされないようになっている。社会的意義をカッコにいれれば「チャレンジ」ではなく「安牌」。だからこそ『アメリカン・フィクション』のような工夫が必要になるのだが、日本の場合、まだまだそれ「だけ」で十分新しく、従って面白い作品として認知されるはずなので（表層的ではなく、作り手が真面目に取り組むことか前提）、なんでやらないのという感じがします。

『虎に翼』の轟、ずっと既視感があったのだが、ヒゲをそったことによりようやく『たりないふたり』の春日だということに気づいた。見返してみると演技に春日の面影ある。

日曜日はレイシストデモに対するカウンターに参加してきました。 note.com/hokusyu/n/nf...

5/19ヘイトデモと管理する警察について｜藤崎剛人

5月19日の日曜日、「日の丸街宣倶楽部」というレイシスト団体が、埼玉県蕨市でヘイトデモを行うということで、カウンターに行ってきた。 蕨や川口など埼玉県南部でクルド人を中心とした外国人差別が激しくなっていることについては、以前『ニューズウィーク　日本版』のコラムに書いた。 https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2024/02/post-65.php 日本におけ...