推理自体の難易度は高いけど自力でちゃんと考えればクリアできるノベルゲームが遊びたい…完璧な永劫会事件を遊んでしまったばかりに……

「和階堂真の事件簿」一作目遊んだ。ライトユーザー向けのミステリーゲームとはいえ証拠品ガバガバすぎると思ってたら、最後にそうくるかという捻りが入って面白かった。しかし、2作目以降もこのフォーマット踏むとなるとおじいちゃん人間としては良い人だけど刑事として最低では？続編はどうしたんだろう…

ジレ流行ってるけど私が着ると「大造じいさんとがん」の大造じいさんになるだよ

永劫会の癸生川と伊綱さん爆萌委員長なんだけど、アレも絶対恋愛に発展しない男女コンビから摂取できる栄養

癸生川と伊綱さんのやりとりの間に、涼二さんという通奏低音が存在するのいいよねぇ　あの二人一緒に働き始めて以降涼二さんの話することとか一切なさそう

海楼館ラストで、癸生川…実は結構伊綱さんのこと大切にしてるな！？と思ったんだけど、あれは伊綱さんに対する癸生川の個人的な情もあるんだろうが、多分それ以上に、人にあまり執着しない癸生川がこの世で一番側にいて欲しかった涼二さんの忘形見が伊綱さんだからという側面が大きいんだと思っており　死ぬ

家茂と恋愛で繋がったわけではない和宮が家茂の妻として徳川最後の人になる展開ホント凄えな　例え思いついても和宮にそこまでさせる説得力を持たせる難易度がめちゃくちゃ高いし

娘をレイプしている外道・家慶ですら、立場的に信頼できるものがおらず最も心が開ける娘に縋ってしまうという同情の余地が描かれるので、治済が生まれついた瞬間から徹底的に歪んでいるのは、あの穏やかそうな外見のギャップもあって本当に怖かったなあ　名悪役だった（嫌いだが）　毒を盛り周りを謀ってきた女が完璧な意趣返しを受ける最期も良かった

瀧山と仲野はてっきり男色的な要素も入っての「私の元へ来るが良い」だと思ってたから、大奥解体してまともに父と子やってて瀧山の好感度爆上がりだよ。自害しかけた瀧山が鳥籠から出してくれた始まりの女である正弘を思い出したところもよかった。無限に株が上がる男・瀧山

西郷隆盛との会話における和宮の芯の部分は家茂への愛という"私"に由来するものでしかないのだけれど、愛する家茂の心から愛した民と町を守ろうとすることで、外部の者である和宮があくまで"私"を崩さないまま最後の最後に徳川家真の御台になるのが痛快。