ですが、時を重ねるごとに彼らの解釈は洗練されていき、現在広く浸透している2人の像は、私にとってひどく受け入れ辛い代物になっていたのです。 身勝手に解釈を抱き、幻滅するなんて、ひどい我儘だとは承知の上です。 でも、醍醐味だった作者の方ごとに異なる独自性のある設定は消えつつあり、ひとつの解釈に収束していく様を見ると、身が引き裂かれるような思いになるんです。彼らの二次創作をする上での良さが消えてしまうのと同義であることが、平然と行われているなんて、本当に見ていて辛い。しかも収束された解釈は…私にはひどく合わなかったんですね。

以前お話させて頂いた女体化百合に対する私のスタンスが確立して以降、より「合わない」ことを顕著に感じるようになりました。 それ以来「鍵垢にこもって解釈を垂れ流し創作に励み、公開垢を稀に更新する」というスタイルに変化しました。 公開垢で広く知れ渡った解釈「ではない」解釈を流して否定されることが怖かったですし…何より解釈が合わないと言えど、好きなものが同じ方々に嫌な思いをさせたくなかったですもの。 もちろん広く浸透した解釈に触れていた時期もあるので、私も無意識のうちに強く影響を受けているんでしょう。ですが、彼らの良さはそれだけでは無いんですもの。