ヤリシタ（槍下）槍の下。また、戦闘の真最中。例、「槍下で首を取るは手柄であ」激しい戦いの最中に敵の首を斬るのはすぐれた勇敢な行為である。（日葡辞書）

いかなる威勢、位に盛んなる者でありというとも、余の人の意見をばいつも聞こうずることが専らじゃ。威勢は智恵を増すものではおりない。智恵は学者のみにある。（イソポのハブラス）

ムシロバライ（筵払い）穀物を量るために筵にあけて、（量った）そのあとに残っている米、小麦、大麦などであって、量る人に与えられるもの。（日葡辞書）

ハライギリ（払ひ斬り）女や子供であろうと僧侶であろうと、それに構うことなくすべて斬ること。「払ひ斬りをする」（日葡辞書）

ヘナモ（へなも）子どもに起こる、はしかのような或る病気。下（Ximo）では、これをFebo（へぼ）と言う。（日葡辞書） ※中の人補足：水疱瘡のこと（精選版日国）。

さりながら、無用、あぶない穿鑿であったところで、胸に障って、科（とが）でござっつろうと思うて顕しまらする。（懺悔録）

イリザカシヲ（煎酒塩）さまざまの薬味で味をつけたソースのような一種のつけ汁。（日葡辞書）

ツマ（妻・夫）妻、すなわち、結婚している婦人。また、上記ほど正しい言い方ではないが、夫、すなわち、結婚している男子の意。（日葡辞書）

ヲッサン（越山）「山を越ゆる」山々を越えて通ること。文書語。（日葡辞書）

はるかの境なバビロニヤへ、なんとしてこの猫が一夜のうちに往来（ゆきき）をせうぞ。（イソポのハブラス）