BLUE
Profile banner
029
@ojiya0147.bsky.social
成人済腐|炎ホ5Uほか|相手左右ド固定 www.pixiv.net/users/40753705
46 followers25 following447 posts
ojiya0147.bsky.social

年が明けてひと段落したところに、啓から前の部署に手伝いに行くように言われる。期間は二週間、内容は後方支援として大口の客先を抱える某担当者の補佐をすること。その担当者が過去に炎の足を率先して引っ張っていた先輩だったので憂鬱だったが、必要最低限のやり取りですませようと決める。実際に蓋を開けてみると顧客管理も杜撰で、全く手が回っていない状態だった。前任の補佐役はその担当者に理不尽な扱いを受け続けて病んでしまったという。納得の高圧的な態度と物言いに、自分もこうだったのだろうかと反省した(そんなことはない)。 炎のフォローにより問題はほぼ解決し、自分の部署に戻ると皆がおかえりと言ってくれる。

1

ojiya0147.bsky.social

ハイタッチを求められ、肩こりに効くストレッチをさせられ、美味しい紅茶とクッキーを出され、どれも鬱陶しいはずのものが懐かしくてほっとする。落ち着いたところで、離れたところから見ていた啓に呼ばれた。「おつかれさま、大変だったねぇ。先方からきみの評価シートが届いてるけど、お褒めの言葉をいただいてるよ。纏めて明日見せるから楽しみにしてて」笑顔を向けられ炎の表情も緩む。が、啓の組まれた手はほどけることがなく、つい思っていたことが口をついてでた。「ところで頭は撫でて貰えないのでしょうか」啓は目を見開き、背後の先輩方の談笑がぴたりと止む。場が凍ったが一度口に出してしまったので、

1
Profile banner
029
@ojiya0147.bsky.social
成人済腐|炎ホ5Uほか|相手左右ド固定 www.pixiv.net/users/40753705
46 followers25 following447 posts