ハン・ガン『別れを告げない』は何よりも雪を描いた小説であった。作者を彷彿させる主人公キョンハが済州島にある友人インソンの家へと向かう際に遭遇する大雪の描写が凄い。この道行の果て、キョンハはインソンの母を中心とする済州島事件の犠牲者たちの体験を幻視する。前作『すべての、白いものたちの』の続編であり、『少年が来る』のテーマを深化させた作品。
細田昌志『力道山未亡人』読了。22歳の若さで膨大な借金を抱えて未亡人となった女性と、日本プロレスの裏面史を描いたノンフィクション。力道山亡き後はきつい話(これが実に面白い)が続くが、読後感は明るい。苦難にめげずに生き抜く主人公と、個性的な登場人物にそそぐ著者の優しい眼差し故だと思う。秀作。
↓ このツイートを読んで、吉田監督の作品への違和感がわかったと思った。
『ミッシング』 吉田恵輔監督の作品は『ヒメアノ〜ル』を観て、今後の作品は敬して遠ざけたいと思い未見だったが、石原さとみ目当てで観た。テーマはおいて、石原さとみの演技をここまで引き出した演出は見事だと思った。ただ、彼の次作を観たいかというと、それはない。
「週末通い婚」というのもあります😅。
『アイアンクロー』は強権的な父親を持った息子たちの悲劇というべき作品だが、彼らが子供の時は幸福な時間もあった(悲劇は彼らが大人になり、父親の支配から逃れられないことから生じる)。三男のケリーが家に戻り、父親と共に全員でアメフトをするシーンがこの作品の最も美しいシーンである。このアメフトのシーンは、ラストにもう一度反復される。残された人間の幸福な余韻と共に。
今日は、生姜焼きです。芋は、魚より肉の方が合いますね。
はい、餃子はビールがベストですね。私は、芋焼酎お湯割りです。
今日の酒は、泡盛(カリー春雨)がお勧めかと😀。