適当に買ってきた服着て、リビングで漸く落ち着ければ、家中に充満してるデのフェロモンの匂いに、奥歯噛み締める勝。 こっから先どうすりゃいーんだってボーッとソファに座ってれば、控えめな音を立ててリビングの扉が開く。それと同時に一気にデの匂いが強くなって、反射的に振り返れば「か、ッちゃぁ〜」って顔真っ赤にしたデがリビングの入口に。勝の寝間着用のTシャツ一枚だけ身に纏ってて、覗く太腿には僅かに白が混じったものが伝っていて。それ見た瞬間に、ブチッと勝の中で理性の糸が切れた。

吹っ飛んでいた意識が戻ってきた時には、自分の下で息も絶え絶えなデがいた。 その身体はキスマと噛み痕だらけ。真っ赤な顔ではふはふと小さく息してるデの事ぎゅーって抱き締めれば、デが「はげし、すぎ、るよぉ」って困ったように笑うから、それにまた煽られて……っていうエンドレスループの幕開けです。