今までそんなに意識して行っていたわけじゃないけど、旅先でよく博物館とか行ってるよねって言われてああ確かに、と思っている。 博物館とか資料館って面白いんだわ。だって生まれる前の物とか普通に生活してたらお目にかかることのない品とか、漫画や小説の中だけだと思ってたモノの実物とか見れるって凄いと思う。 とりあえず行きたい展示を見つけたので宿をとった。
東北地方のとある喫茶店での話 店内に漂う珈琲の香りを楽しみながら、旅の供として持参した小説を読み耽る。 不意にカラン、コロン、とドアベルの音が店内に響き、同時に学校指定であろうジャージとTシャツを着た少女が入ってきた。ショートカットに日焼けした肌が、なんとなく運動部を思わせるスラッとした女の子。喫茶店ではあまり見ない年頃か。 その手には小さいけれど可愛くラッピングされた包み。 喫茶店の主は私が注文したものを用意するために奥の厨房にいて、顔を出さずに「ちょっと待っててね」と声だけが聞こえてきた。 少女は「はい」と応えて、少しそわそわしたような、そんな面持ちでカウンターの前に立っている。
遠野市 村兵稲荷神社(金ヶ澤稲荷神社) 宿の近くに稲荷神社があるので林檎畑の中を歩いて参拝 お参りして振り返ると、近々控えた例祭の為に掃除をしにきたというおじさまと遭遇 幸運なことに神社の由来を聞くことができただけではなく、社殿の中まで見せていただき、遠野の豪商・村上兵右衛門自ら京都から笈に背負って運んできた年二回しか開帳しない正一位稲荷大明神の御神体を拝むことができました(御神体の写真は載せません) 絵馬は明治のものだそう
紫波町 志和古稲荷神社 前知識もなくはじめて参拝した稲荷神社には、倒れた御神木の根元に埋まっていたという白きつねのミイラが安置されていました 写真一枚目の祠の中に原型がそのまま残っているミイラがあります