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津軽あむ
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刺身と温泉と散歩と猿と猫と犬と熊が好きです
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今までそんなに意識して行っていたわけじゃないけど、旅先でよく博物館とか行ってるよねって言われてああ確かに、と思っている。 博物館とか資料館って面白いんだわ。だって生まれる前の物とか普通に生活してたらお目にかかることのない品とか、漫画や小説の中だけだと思ってたモノの実物とか見れるって凄いと思う。 とりあえず行きたい展示を見つけたので宿をとった。

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北海道で巡った神社 網走神社は雨に降られたけど、御朱印を書いてもらっている間に引いたクリオネみくじが大吉で喜んでいたら雨が止んでいた

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逆パターンもなかなか…スナックならまだしも😂 帰ったあとの会話、なんとなく想像できます、お疲れ様でした🥲

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私も書き上げてからそれ思ったのよぅ🤣

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8割のエッセイに2割の創作 少女と店主は本当にいて、不躾に彼女の青春の一頁を垣間見てしまったような気不味さと、店主の距離感を保つ上手さとずるさを吐き出したかったのだけど、話を紡ぐのって難しいな 出だしがなんか怖い話のタイトル感ぷんぷんなので勢いでつけなきゃよかったなと思う

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「今度来たときはプリンを用意しておくからね」 少し笑顔がしぼんだようなマナちゃんは、また嬉しそうに笑う。 「次はお母さんと一緒に来てね」 その言葉にマナちゃんの空気が少し強張る。 何か言いたげにしていたものの、それを言葉にすることなく次の約束を了承し、少女は手を振り店を出て行った。 店主は少女の恋心を優しくいなす大人であった。 受け取るが、受け入れない。 賢い大人。昔少女だった身としてはずるい大人ねぇとしみじみ思う。 マナちゃんが去った店内で、ナポリタンを食べ終わったテーブルに最初に頼んでおいた食後のデザートが置かれる。 そのプリンのカラメルはほろ苦い味がした。

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どこに行ってきたの? 楽しかった? そんな風に話をひろげてあげるのかなと思っていたら、お礼をしないとね、とさらりと言う店主。 「店のデザートの中から好きなものをご馳走するよ」 その魅力的な提案にマナちゃんはプリンがいいです!と即答する。 先程メニューで見かけた、この喫茶店の数少ないデザートだ。 何も見ずにリクエストするあたり、何度かここのプリンを食べているのだろう。 すると店主は少し困ったような笑みを浮かべ、 「ごめんね、今日はプリンは売り切れちゃったんだ」 と告げる。 ふとナポリタンから顔を上げた私と、穏やかな表情の店主の目が合うが、彼はそのまま言葉を続ける。

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「わあ、僕に?ありがとう」 穏やかにお礼を言う店主 嬉しそうにはにかむ少女 ケチャップを口の周りにつけているかもしれない私 誰も悪くないがむず痒くて微妙に居心地が悪い。 このむず痒さの正体は、表情と仕種から溢れ出るマナちゃんの恋心だ。 恋でもしてなきゃ喫茶店のマスターと客という関係、しかもひとまわり以上年上の人に修学旅行みやげをそんなに可愛くラッピングしないだろう。 例えば、私が当時通っていた空手道場の道場主に渡した修学旅行のおみやげなんて、袋にも入れていないキーホルダーだ。何かの尻尾の。 こりゃあ惚れた腫れたの話だな、と確信めいた思いをナポリタンのウインナーと一緒に咀嚼する。

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やがて湯気の立つ皿を両手で持った三十路の男性が奥から現れた。 「ああ、マナちゃん」この店の店主である彼の声がけに少女の顔がぱあっと晴れやかになる。 彼は湯気の立つナポリタンとカトラリーを丁寧に私の前に置いて「ごゆっくり」と言いおいたあと、カウンターごしにマナちゃんに微笑みかけた。 「いらっしゃい。一人で来たの?」 「えっと、お母さんが。駐車場で待ってます。」 「そうなんだ、今日はどうしたの?」 「これ、あげます。修学旅行のお土産です。」 店主の問いに小さな包みを差し出した少女の横顔を盗み見し、さも無関心でナポリタンをフォークに絡ませる私だが、耳の神経は二人の会話に惹かれている。

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東北地方のとある喫茶店での話 店内に漂う珈琲の香りを楽しみながら、旅の供として持参した小説を読み耽る。 不意にカラン、コロン、とドアベルの音が店内に響き、同時に学校指定であろうジャージとTシャツを着た少女が入ってきた。ショートカットに日焼けした肌が、なんとなく運動部を思わせるスラッとした女の子。喫茶店ではあまり見ない年頃か。 その手には小さいけれど可愛くラッピングされた包み。 喫茶店の主は私が注文したものを用意するために奥の厨房にいて、顔を出さずに「ちょっと待っててね」と声だけが聞こえてきた。 少女は「はい」と応えて、少しそわそわしたような、そんな面持ちでカウンターの前に立っている。

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