ご存知の通り、私は例の2人を女体化百合として表現することにとても幸せを感じています。余程のことが無い限りそれは変わらないでしょうし、現時点でも彼(彼女)らのことを考える事は私にとって至極の喜びです。 しかし、彼らは原作でほとんど登場コマがありません。ですから、当然のように各々が各々なりに彼らへの解釈を深め、己の体験と欲望を重ね、それぞれが独自の「例の2人像」を作っています。私は、それが彼らの二次創作をする上での醍醐味であり、最高の喜びだと思っています。 もちろん私も独自の「彼(彼女)ら像」は持っていますもの。

ですが、時を重ねるごとに彼らの解釈は洗練されていき、現在広く浸透している2人の像は、私にとってひどく受け入れ辛い代物になっていたのです。 身勝手に解釈を抱き、幻滅するなんて、ひどい我儘だとは承知の上です。 でも、醍醐味だった作者の方ごとに異なる独自性のある設定は消えつつあり、ひとつの解釈に収束していく様を見ると、身が引き裂かれるような思いになるんです。彼らの二次創作をする上での良さが消えてしまうのと同義であることが、平然と行われているなんて、本当に見ていて辛い。しかも収束された解釈は…私にはひどく合わなかったんですね。