もちろん原作者側も、「自由に変えてOKですよ」という戦略で差別化する手もアリ。個々の意思が踏み潰される状況さえ回避できたらそれで良いと思う。そして「本当にその作品に惚れ込んでいる人」がハードルを超えて原作重視の作り方で他メディア化に挑戦してくれれば良い。

あとなんとなくだけど、全体的に「作家がめんどくさい」という事になって、ウェブトゥーンのような集団の作り方の企業IPが増えていくんじゃないかと思う。ドラマも、最大公約数向けのものが欲しい、それで良いというのならその作り方で良いのではないか。別に否定はしない。自分はよく『翔太の寿司』に出てきた大量生産の包丁エピソードに例えるけど、自分もこだわりのない分野はそれで十分だし。AIの利用もそれに拍車をかけるのではないか。