きちんとしたキャリアとかはないけど､「半人前扱い」と「子供に言うような言葉がけ」は､しんどい｡あと､支援職と利用者の謎の上下関係も苦手｡ 健常者で働いた経験から､いきなり､精神障がい者になって働く場合や､身体を怪我して働く場合とかを覗き､その外の世界を知らない人には､わからないんだろう｡ 私も､話し方までプライドを傷つけられるとは知らなかった｡ 私なんか生産性はないけど､接客業ではじめは周りに「バカにされる経験」から頑張って､頑張って､周りは「こいつは出来る」と認められた経験があるから､その頑張りさえも､無惨に踏みにじられたような感じがある｡

一旦健常者雇用で働くと､障がい者雇用の「賃金の低さ」と「健常者で働いたキャリアが全部消える」から､働くのが無理すぎる｡

さらに「障がい者枠」での仕事は､健常者と同じ能力枠で評価されていないと感じることが多く､それがプライドを傷つけ､仕事に対するモチベーションを下げる原因となった｡私は､健常者と同じように能力を評価してほしいと願っているが､障がい者雇用に慣れていない職場ではサポートや理解が十分ではないため､働くこと自体がストレスになった｡ 健常者の視点から見ると､「障がい者雇用」はサポートが整っているように思えるかもしれないが､働く場での関係性が対等でなく､健全な対話が出来なかった｡

私は入院していた時に看護師さんの言動は全く気にならなかったので､問題は看護師さんでない｡ただ､一般の職場で看護師さんが患者に話すのと同じような言葉遣いや態度を､健常者の上司や､同僚にされるのは､非常にストレスだ｡働く意欲が削がれる｡なんで､手帳があるだけで､そんな言葉遣いを受けないといけないとすら感じる｡

私は長い間､資本主義の中で「能力」を基準に査定される職場で働いてきた｡しかし､「障がい者枠」で働くことになると､賃金が大幅に低くなり､職場の健常者の上司との間には､まるで病院の入院患者が看護師に対して持つ上下関係のような感覚を感じる｡看護師の言動が嫌だというわけではなく、「半人前のような扱い」を受けることに違和感を覚えた｡特に、「子供扱いされるような言葉がけ」が気になり､耐えられなかった｡

「障がい者だから」でなく､単純に「出来たか､出来ないか」で､それは「障がいを加味しつつ」も､だ｡かつ､他と違い「子供に言うような言葉がけをされない」のがよい｡支援職は､特に看護師さんや「支援員」さんは「上下関係」が出来て､働く現場で「子供に言うような言葉がけ」をされると､めちゃくちゃしんどい｡

正規職員､非正規職員で､明らかな仕事内容に違いがあり､給与に違いがあるのは理解が出来る｡でも､企業で用務員をしていた時､同じ仕事をする用務員さんと違い､給与が低かった｡あれには､めちゃくちゃイラッとした｡理由を聞いたら､「障がい者だから」だった｡能力に応じて､健常者と同じ給与を頂ける場に居て､それはしんどい面もあるが､「能力がないから」とわかると「頑張ろう」と私は思う｡今の職場は､障がいをオープンにしても､きちんと能力で評価してくれるので､恵まれている｡

私の働く職場は､障がい特性やそれまでのキャリアを理解し､それに合わせた雇用環境を提供してくれる企業だ｡そこでは､障がい者が自分のペースで仕事を進め､適切な役割を果たすことができるため､健全な働き方が可能となっていると感じる｡賃金も特に優遇されたり､減らされたりしないので､不満はない｡しかし､私は多くの障がい者雇用の現場で賃金や仕事の役割に不満を感じてきた｡(続)

この取り組み、ヨイぞよ。個人ながら、応援してます｡ --- 【書誌・書影の利用承諾で本の露出を広げ、購入者を増やそう】 版元ドットコムとopenBDは、書誌や書影の利用承諾により、読者がブログやSNSなどで本を紹介しやすくし、露出機会を増やす取り組みを進めています。書誌・書影の利用が可能であることを明らかにすることで、本の認知度を高め、書店の利用促進にもつながります。利用承諾は版元ドットコムのフォームから簡単に申請できます。不明点があれば、柔軟に対応しますのでお問い合わせください。 www.hanmoto.com/permission-f...

流行ってるんだろうね、またTwitterで今度は「ポケット無しだと安上がりになる（男性向け商品にある機能が女性向け商品ではコストカットされており、そのぶん女が不自由を強いられている）」の論点でバズる発言を見た。「そんなことを続ける企業は消費者が不買運動すればよい、ポケット付きの服を売るブランドは他にたくさんある」で片付く話なのだが、そう書くと「ええー、みんな買ってるのに……」と口ごもられ、そして同じ人々が同じ口で「推し活は人権侵害の悪しき消費」などと叩いてくるのが納得いかない。購買でも寄付でも何でも、みんなもっと自分がカネを落とす先に対して厳しく鋭く且つ柔軟に寛容に批評の目を向けるべきだろう。